京橋川の再生 | Revitalization of the Kyobashi River

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京橋の親柱移設について

京橋という地域は、江戸の時代から、人と人、町と町を結ぶ場所として歴史を重ねてきました。かつて京橋川が流れ、人や物の往来を支えていたこの地は、水辺とともに発展してきた町でもあります。中央通りに立つ「京橋の親柱(明治8年)」は、そうした歴史を今に伝える、大切な町の記憶のひとつです。

2025年、京橋の親柱は、京橋三丁目5-1から、京橋三丁目4番先・京橋大根河岸おもてなしの庭の前庭へと移設されました。この移設は、町会関係者の働きかけにより、京橋の歴史的な記憶を大切にする思いのもと、本来あるべき場所へと戻す運びとなりました。

NPO法人 京橋川再生の会による活動では、失われた京橋川の再生を長く構想しながらも、現実的な制約の中で、「水辺の記憶」を町に残す方法が模索されてきました。そのひとつのかたちが、「京橋大根河岸おもてなしの庭」です。川そのものを取り戻すことは容易ではありませんが、かつての水辺と人のにぎわいの記憶を、空間として感じられる形で残す試みが続けられています。京橋の親柱は、その象徴として、過去と未来をつなぐ役割を担い続けていくことが望まれます。

NPO法人 京橋川再生の会

京橋の親柱移設について

親柱移設に向けた準備作業が進められている様子。

京橋の親柱移設について 京橋の親柱移設について

交通への影響を考慮し、夜間に親柱の搬出作業を実施。(左)
親柱本体を保護しながら慎重に固定作業が行われた。(右)

京橋の親柱移設について

移設された親柱の前で。(町会とNPO関係者)